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趣味の充実について2

なにも目的を持たず、ただ単に仕事をこなし、休みの日の外食と自慰行為を楽しみに生きる日々が継続する。

会社で夏季休暇が取れることになった。

しかし、友人も彼女も家族もおらず、何もすることがない。

何をすればよいか分からない。

自慰行為で終わる休日は、2日間続くと肉体に疲労感が発生し、面白くなくなる。

どうすればよいのか。

何か旅行に行けば、この自分の満たされない気持ちが晴れるのか…

しかし、旅行に行くだけのお金がない…

考えたのは、リゾートバイトに行くこと。

リゾートバイトの面接会に参加した。

しかし、他の会社との兼業が不可とのこと。

今の会社に黙ってリゾートバイトに参加したいと思ったが、リゾートバイトを主催している派遣会社が社会保険に加入しないといけないとのことで、今の会社で社会保険に加入しているのであれば、できないとのこと。

今の会社で正社員になり、社会保険に加入されたので、リゾートバイトは不可能に。

何か、お金をもらいながらボランティアで何かして、この自分の空虚な気持ちを晴らすことができないのか。

有償ボランティアとして、インターネットを検索していたら、子供の夏合宿の有償ボランティアのの募集があった。

子供など何も興味はないが、とりあえず説明会に参加する。

とにかく、空虚な気持ちを何かで満たしたいと思い、参加することにする。

長野県上田市菅平高原での、3泊4日の子供の引率ボランティア。

ボランテイアの仲間は、福祉系の大学生の男女仲良しグループが5名。

この5名が仲が良く楽しそうで、かつ、意外に人間性がしっかりしていた。

大学時代は、一人自習室にこもって司法試験の予備校で勉強していた自分からすれば、青春をしていてうらやましい限りだった。

子供の世話は、正直合わなかった。

まったくいうことを聞かないのだ。

良くも悪くも、思ったことをそのまま口に出してしまう。

子供がかわいいとは1ミリも思わなかった。

早く、時間が過ぎ去らないかだけを考えていた。

宿泊先の民宿のごはんはおいしかったが、食事の時間以外は苦痛でしかなかった。

この体験で、得られたことは何一つとしてなかった。

貴重な夏季休暇期間が、ただ単に強烈な疲労感を身体に残し、次の日の仕事を迎えるだけのものになってしまった…

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