ナンパ塾で学んだこと
30後半になっても女性と付き合ったことがない。
会社員として働いていて満たされない思い。
何か自分を変えないといけないという思いに駆られて、ネットでモテる方法を検索。
非モテのナンパ塾のサイトを見つけ、体験講習に申し込み。
体験講習では、説明会があり、3か月の期間で40万円。
かなり高額であったが、自分を変えたいと思い、申し込む。2021年3月1日からスタート。
結論から言うと、2か月で辞めてしまうことになる。
精神的に辛すぎた。
ストナンで、表参道や渋谷で女の子に声をかけることが怖くでできない。
99%迷惑そうな顔で無視されるので、精神的なダメージが半端ない。
やる前は、声をかけるだけじゃんと思っていた。
しかし、実際にやってみると、精神がやられ、声をかけようにも体が動かないのだ。
ストナンができないため、マッチングアプリを使ったネットナンパを中心とすることに。
ネットナンパは、ペアーズでマッチングした相手とLINE交換をして、電話で話し、デートをして、1回目のデートでセックス(ナンパ界隈では即と言われる)をすることを目的とするもの。
電話で話すこと、デートをすることが、自分にとっては苦痛だった。
ナンパ塾では、ネットナンパはセックスをするためではなく、トーク力を上げることを目的として実施しているので、自分のタイプでない女の子であっても、マッチングをして、電話し、デートをしないといけない。
電話の会話内容を録音し、これを、ナンパ塾の講師に提出して、添削を受ける。
この電話がつらかった。
自分のタイプでも趣味も合わない女の子と会話をすること自体が苦痛だった。
恋愛経験もないので、過去の恋バナで盛り上げることもできない。
イケてる体験も少ないので、これで盛り上がることもできない。
一流企業に就職など成功体験もないので、これを誇ること(ナンパ界隈では価値証明と言われる)もできない。
ナンパ塾の講師からは、誇れる体験がないのあれば、今から作るというマインドが重要と言われた。
実際に、ナンパ塾では、ハイブランドの服を買ったり、高い美容室で髪型や眉毛を整えたり、弾丸旅行をしたり、高級店に行ったりして、女の子に誇れる体験をした。
しかし、お金が出ていくし、実際にはナンパ界隈の人は、デート代やホテル代などで借金をしている人が多いという話も聞いた。
デートした女の子からは、理系みたいなしゃべり方と言われた。
実際は文系なのだが。。。
顔の表情や感情がまひしており、怖いと言われることがあった。
喜怒哀楽の感情を表に出すことができず、女性からの受けが致命的に悪かった。
ナンパ講師が20代の人だったのだが、年上の自分にタメ口で話されるのも腹が立った。
最終的には、この講師からのLINEでの詰めや、電話での詰めに精神的に耐えられず、音信不通となる形でナンパ塾からフェードアウトした。
音信不通となったのは、社会人としてあるまじき行為だと思う。
この体験を機に、自身の問題について、いろいろなことを考えた。
結果として、自分は、回避性人格障害ではないかということであった。
人間関係など、ストレスのかかることから、回避する障害であるのではということ。
回避性人格障害を何とかしないといけないという思いに駆られ、後日心理セラピーを受講するなど、回避性人格障害を何とか克服することが、自分の人生の目的となった。